Teradata Vantageがdbtに対応

2025年12月5日 | 東京発

モダンデータスタックアプローチにより、大規模なデータ管理をより容易にし、エンタープライズAIを加速

Teradata(NYSE:TDC)は本日、エンタープライズAIの活用を支えるハイブリッドクラウド・データ分析プラットフォーム「Teradata Vantage」が、「dbt」との統合を実現したことを発表します。迅速かつ効果的なデータ活用に不可欠なデータ変換処理技術の開発に卓越した強みを持つdbt Labsとの連携により、Teradata Vantageはデータパイプラインの作成と保守が容易になり、データ管理が改善され、大規模なデータ変換を容易に実行できるようになります。

dbtは、データ分析処理の前工程であるデータ変換処理をクラウド上で高品質かつ一元管理できるフルマネージドのクラウドサービスです。dbtのウェブベースのUI、CI/CD自動化、スケジューリング、コラボレーション環境により、変換プロセスが簡素化されます。Teradata Vantageのエンタープライズレベルの堅牢なセキュリティ、信頼性およびガバナンスと、dbtの強力な変換ツールを組み合わせることで、高度なデータ管理と俊敏なデータ分析が可能となり、データ活用を大規模に展開できます。

現代のビジネス環境において、大規模データの活用はイノベーションと競争力の源泉となっています。特にAIモデルを本番運用する段階において、高精度な分析と信頼性の高い意思決定を行うためには、その基礎となるデータ基盤が大規模かつ最新であることが重要な役割を果たします。今回のTeradata Vantageとdbtとの統合により、大規模データの管理と変換が大幅に効率化され、エンタープライズレベルでのAI活用が大きく加速されますなります。

dbt.png


dbtの特長

  • 作業の簡易化: dbtの提供する高度に管理されたインフラストラクチャを使用することで、ユーザー側でのセットアップやメンテナンスが不要になり、運用作業に費やしていた時間を分析作業に集中できます。
  • SQLベースのデータ変換ワークフロー:  データ変換の主要言語にSQLを使用します。ユーザーは、SQL以外のコードを記述することなくデータを変換できます。日付のフォーマットやインクリメンタルロードなどの反復的な作業を自動化する事前構築済みのマクロとテンプレートを提供しており、ビジネスユーザーは最小限のSQLの知識だけで、より効率的に作業を行うことができます。
  • ジョブとスケジュール管理の自動化:  ユーザーはdbtジョブのスケジュールを設定し、オーケストレーション用に組み込まれたツールでパフォーマンスを監視できるため、データ変換の自動化と管理を容易かつ大規模に実行できます。
  • Git対応のバージョン管理:  バージョン管理と共同作業のワークフロー用にGitとシームレスに連携されています。複数のユーザーが同時に同じモデルで作業し、変更を追跡し、CI/CDパイプラインを実行することで、品質と信頼性が担保されます。
  • セキュリティの高度化と堅牢なガバナンス機能:  厳格なガバナンスを必要とする大規模な組織にも最適な、ロールベースのアクセス制御(RBAC)、ログ、監査証跡、アラートなどの高度な機能を搭載しています。
  • コラボレーション機能:  プロジェクト間のリネージとデータ共有を可能にし、メトリクスとディメンションを定義し、他のデータツールやプロセスとの統合を促進するdbt Mesh、セマンティックレイヤー、およびクラウドAPIを提供します。

提供状況
Teradata Vantageとdbtの統合は、現在利用可能です。
なお、Teradata Vantage 内のデータ変換に dbtを活用する方法にご興味のある方は、サンプルプロジェクトでお試しいただけます。サンプルプロジェクトの作成手順は、こちらのリンクからご確認ください:https://www.teradata.jp/insights/data-platform/announcing-teradata-on-dbt-cloud
 

Teradataについて

Teradataは、より良い情報が人と企業を成長させると信じています。Teradataが提供する最も包括的なAI向けクラウドデータ分析基盤は、信頼できる統合されたデータと信頼できるAI/MLを提供し、確実な意思決定、迅速なイノベーション、価値あるビジネス成果を実現します。詳しくは、Teradata.jpをご覧ください。