DHL エクスプレス

コストと収益管理により、収益の向上を実現しています。

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DHLのロゴ

ドイツポスト DHL グループは、年間15億9,000万の小包を配達する世界有数のロジスティクス企業です。

当グループでは、人と市場をつなぐことでグローバルな貿易を実現しています。 DHL エクスプレスは、同グループ内に存在する5つの部門のひとつで、個人およびビジネス向けの輸送サービスを迅速かつ安全に提供しています。 DHL エクスプレスの103,000の従業員は、物流の効率化を目指すことの情熱で結ばれています。

財務業務が会社の方向性に大きく影響を与えるようになりました。 DHL エクスプレスは、コロナウィルスのパンデミックにより、事業全体に大きな影響を受けました。 DHL エクスプレスが扱う貨物が急激に減少したのです。 グローバルなサプライチェーンの変化に対応するために貨物と航空機のネットワークを適応させることで、DHL エクスプレスの営業利益率は前年の水準を上回り、非常に高い成果を実現できました。

幸運にもDHL エクスプレスは、これまでにグローバルファイナンス改革に向けた取り組みをしており、ミクロとマクロの経済要因、ブレグジット、デジタル化、メーカーのグローバルサプライチェーンに対するパンデミックの影響など、「what if」のシナリオを用意していました。 これらの強力な財務管理戦略では、データを活用して営業利益率を最大化し、最終的な収益を改善します。

その証拠に、DHL エクスプレスの直近の四半期では、コストと収益管理を継続的に実施したおかげで、部門収益は前年同期比8.4%増となっています。

DHL エクスプレスは、わずかな額への調整、資本支出への影響、活動基準原価計算、収益管理、予測、価格設定、収益性などの主要なロジスティクスのKPIに対して影響力のあるビジネス成果を達成する能力を持っています。

DHL エクスプレスは、テラデータ上の一元化されたグローバルアプリケーションを通じて、財務に関するビジネスインサイトを提供する変革プロジェクトを実施し、それまでの原価計算システムを廃止しました。 これには、複数の次元を一元化、統一した利益モデルが含まれています。 分析環境では、原価計算、利益、収益管理を、ルート、サービスセンター、国、地域に至るまで詳細に管理していました。 たとえば、DHL エクスプレスでは、A地点からB地点までの間に30回近く貨物をスキャンしています。タイムスタンプを積極的に監視することで、迅速な対応が可能となり、貨物が届かない場合には顧客に通知できます。

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ドイツポスト
DHLグループ

220
事業を展開している国と地域
159,000,000,000
年間の配送量
131,300
保有する車両、バイク、航空機
€63,300,000,000
連結グループ収益(2019)

データを最大の企業資産として扱う。

「当初のビジネスケースは、純粋にコスト削減を目的としたものでしたが、レガシーアプリケーションをすべて廃止させることができ、その結果、期待通りのコスト削減を実現することができました。 確かに、一元管理を行う中央システムを構築することでコストを削減できましたが、真の利益はデータの価値を獲得できたことでしょう。 これまで手作業で行っていた原価計算を行う人員を大きく抑えることができました。 その分さらにビジネスに集中することができるため、さらに有益な貢献ができるようになります。」

グレアム・エイトケン、DHL エクスプレス、ビジネス管理部門バイスプレジデント

活動基準原価計算では、収益性の高い洞察が得られます。

「私たちは、簡単に直近の過去のデータを把握できるようになりました。 すべての貨物について、非常にきめ細かい原価計算と収益性を把握しています。 それは出荷レベルで行われるため、販売ルート、国、製品、顧客ごとに集計可能で、それに応じて価格設定、収益管理、容量管理などで対応できます。 したがって、価格設定、原価計算、および収益性について、非常に正確に取り組む必要があります。 もし利益やコストに問題があれば、その解決方法を具体的に示すことができるのです。」

グレアム・エイトケン、DHL エクスプレス、ビジネス管理部門バイスプレジデント

DHL エクスプレスでは、データ分析によるビジネスインサイトを活用した3つの重要な取り組みを財務改革に反映させました。

コスト管理と価格調整

ビジネスを推進するには常に厳しいコストが発生します。 荷物の発送価格を上げることは簡単です。 しかし、価格を上げれば、顧客とその収益を失う可能性があります。 もし顧客と収益を失った場合、DHL エクスプレスのコストもなくなるのでしょうか? コスト管理はこういう場合に必要となります。営業チームが収益を監視し、運用チームがコストを監視し、出荷と収益を調整できるため、DHL エクスプレスのユーザーからの満足を得ています。

収益管理

収益管理機能により、DHL エクスプレスはキャパシティの減少や増加を調整することができます。 容量が少ない場合には価格を調整し、容量がある場合には低価格のオファリングを実施することで、バランスのとれた価格提案が可能になります。

DHL エクスプレスは、洞察とコスト削減を顧客に提供し、顧客のコスト削減、サービスの向上、収益性の向上を実現します。

出荷に関する洞察を提供することで、顧客満足度が向上します。

「たとえば、未配達の荷物に関して顧客と問題があったとします。荷物の配達を再三にわたり試みても、顧客が不在ということがあります。荷物が未配達の状態では顧客の満足度が低下してしまうため、当社に対しても元の荷送人に対しても良くない状態です。 当社ではほとんどのケースで、顧客と実際に情報を共有しています。 (荷物の配達に問題がある場合や、住所に問題がある場合など)。 自分たちの物流データを把握し、独自の改善を行うことができるのです。」

グレアム・エイトケン、DHL エクスプレス、ビジネス管理部門バイスプレジデント

顧客の浮き沈みに対応した経営

数年分のデータがテラデータ・プラットフォームに蓄積されたことで、DHL エクスプレスは、経済の変化やブレグジット、コロナウイルスによる影響など、ミクロおよびマクロのサードパーティデータを使用して、より精度の高い予測を行うことができるようになりました。 過去のデータを参照して、経済指標や戦略的な優先事項を加えて、予算や収益/利益計画をよりよく管理することができます。

「過去から未来へと予測していけば、かなり正確な方向性が見えてくるはずです。 インフレ率やブレグジットなど、世界経済で起きていることを変数として組み込めば、現在保持している非常に詳細な原価計算データを使って、より正確な予測が可能なはずです。」

現在DHL エクスプレスは財務改革の道を歩み続けていますが、意思決定者に詳細な取引コストを提示することで「what if分析」を実施し、将来の計画に正面から向き合い、理解、取り組み、同意ができると考えています。

ビジネスアナリストは、データを統合してレポートを作成することなく、パフォーマンスと収益性を効率的に評価できます。 これにより、利益指標と総勘定元帳との間の調整が可能となり、最終的には月次、四半期、年次の会計処理のプロセスを短縮できます。

「将来的には、可変原価計算、増分原価計算、予測の方向を拡張したいと考えています。 もしネットワークを改変したらどうなるでしょう? 顧客が減ってしまったらどうでしょう? 逆にDHLの顧客が増えた場合は? これらのシナリオが全社レベルでコスト、収益、収益性にどのような影響を与えるかを分析するのです。」

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