Medibank(メディバンク)

移行により、メディバンクはエンタープライズ分析に対応したコネクテッド・マルチクラウド・データプラットフォームを手に入れ、「Better Health for Better Lives(より良い生活のためのより良い医療)」を実現しています。

メディバンクは、Vantage on AWSを使用してクラウドデータ分析プラットフォームに移行しました

オーストラリアの人口の約15%が当社に健康と福祉を託しているのですから、病院やその他のサービス(歯科、眼科、理学療法など)を上回る補償を受けられることは間違いありません。

メディバンクは、40年以上前に健康保険会社として創業し、「Better Health for Better Lives(より良い生活のためのより良い医療)」を掲げる、より広範なヘルスケア企業へと成長してきました。 メディバンクは、顧客が日々、より良い健康上の意思決定ができるように支援することを目指しており、提供する製品やサービスにさらなる価値を込められるように努めています。 これを実現するために、メディバンクはデータを活用し、アジリティ、柔軟性、イノベーションのためにクラウドデータ分析の活用を実践しており、さらにパーソナライズされた健康情報やアドバイスの提供と、顧客体験の向上を目指しています。

変化の必要性を刺激する

きっかけは理想的なものではありませんでした。 2016年には、不幸にも過去に例のないIT問題が連続して発生し、顧客の税務申告書のオンタイムでの提供や一般的なカスタマーサービスなど、顧客に接する業務に影響を与えてしまい、ネガティブな感情を生み出しました。 メディバンクは、変わる必要があると認識しました。

メディバンクはまず、データ変革に着手する必要がありました。これには、チームとテクノロジーを従来のアプローチから、将来に備えたエンタープライズ分析に対応した柔軟かつ最新のコネクテッド・マルチクラウド・データプラットフォームへと移行することが含まれます。 情報管理部門の上級管理者であるクレイグ・ローランズ氏は、老朽化し、サポート終了間近となったテラデータのオンプレミス型データウェアハウスに対処する必要がありました。 メディバンクのクラウドファーストのデータ分析戦略の導入する任務を担う、Craig氏とそのチームは、Teradata Vantage™ on AWSを採用しました。このエンタープライズ分析に対応した最新のマルチクラウド・データプラットフォームであれば、データ分析のエコシステムを統合し、データを最大限に活用する機能を実現することができるためです。

明確なクラウド移行パスの作成

「Vantageに移行して最初に気付いたことは、もっと早く移行していればよかった、ということです。 冗長なプロセスやストレージを削除して移行パスを可視化することで、戦略的目標を達成するための移行に必須となる資産に集中することができました。」

クレイグ・ローランズ、上級管理者、情報管理部門

数字で見るメディバンク

3,760,000
顧客数
$55,000,000,000
顧客への給付金(豪ドル)
13,000,000
入院
22,700,000
追加サービス(歯科、眼科など)

適切なガードレールを備えたアクセスを提供することで、メディバンクは強力なデータセキュリティ対策を維持しながら、データを安全に探索することができます。

Vantageを使って移行をしたことで、3つの主要な領域で改善が促進されました。


1. ユーザーの成果の向上

エンタープライズ分析に対応したVantageのコネクテッド・マルチクラウド・データプラットフォームは、データの統合、データ分析の実行、財務レポートやその他のレポートの実行、規制や税務上の要件への対応、その他の重要なビジネス機能に使用できます。 メディバンクは、このプラットフォーム上で、顧客ロイヤルティ、会員の健康、マーケティング、保険数理機能などの部門をサポートするアプリケーションを実行しています。 プロセスが改善され、能力が向上したことで、メディバンクブランドのより適切な提案が可能になりました。 カスタマーサポートチームのメンバーは、データインサイトが備わることで、顧客に最適な商品・サービスの組み合わせやアドバイスの提供が実現できています。

2. 運用プロセス

法律の規定により、メディバンクは毎年約370万人の顧客に納税証明書を送付することが義務付けられています。 このプラットフォームでは、これらの証明書と月次修正のタイムリーな作成を実現できます。 メディバンクを離れる顧客にもこれらの書類が必要になります。

3. プロセスの効率化

Vantage への移行は、最新化、標準化、自動化の取り組みを加速させるよい機会となりました。 メディバンクは、自動化を通じて規制とコンプライアンスの義務を満たすために重要となる、強力なデータ品質、正確な完全性チェック、可用性の向上を実現しました。

クラウドへの移行とTeradata Vantage on AWSへのアップグレードにより、メディバンクは未知のインテリジェンスを解き放つことができるようになりました。データと分析のユーザーコミュニティは、統合性と接続性を兼ね備えた部門横断的なデータに対して、これまで不可能だった問い合わせができるようになり、市場をリードする医療サービスの提供と体験の構築を実現しています。

Teradata Vantage on AWSを導入して速度と敏捷性を得る

「他の保険会社への移行をご希望の顧客には、移行証明書を提供しなければなりません。 Vantageは、そのような顧客を迅速に特定できるため、サポートチームが顧客に連絡して、顧客体験を改善し、顧客維持のために何ができるかを把握することができます。 このスピード感がとても大事なのです。」

クレイグ・ローランズ, 上級管理者、情報管理部門

クラウドへの移行は、ビジネスに欠かせないニーズをサポートします。

クラウドへの移行には約4ヶ月を要し、16TBのデータを移行しましたが、ダウンタイムは36時間に抑えることができました。 クラウドへの移行は、そのほとんどが詳細な計画とテストに集中しています。 ローランズは、スムーズな移行を可能にしたVantageソフトウェアを高く評価しています。

「細部と事前作業をおろそかにすると痛い目に遭います。私たちは『リフト&シフト』の手法をとりました。 テラデータはオンプレミスでもクラウドでも同じソフトウェアであるため、移行の際にアプリケーションのコードを変更する必要はほとんどありませんでした。」

クレイグ・ローランズ, 上級管理者、情報管理部門

クラウドの導入とデータ分析の移行はスムーズでしたが、様々な問題が発生しました。

「笑い話ですが、古いオンプレミス型の機材は、文字通りデータセンターのドアを通れないほど大きかったのです。 クラウドへの移行にあたって、機材の物理的なサイズが課題になるとは思いませんでしたが、実際不要になった機材をデータセンターから撤去するために、少し解体する必要があったんです。これが移行の最大の課題だったらよかったんですけどね」(ローランズ氏)。

Vantage on AWSは、データウェアハウスで稼働していたTableau、SAS、MicroStrategyなどの7つのアプリケーションに対応しています。 このプラットフォームは、事業継続性とディザスタリカバリをサポートし、90件の重要なレポートを含む日次バッチを実行します。 レポートの中には、即時性の高いものもあり、不正防止に関連するものなどが含まれます。

Vantageは、ファーストパーティのクラウドサービスとの統合を実現します。

「私たちはVantageが提供するアズ・ア・サービス型のコールド・ディザスタ・リカバリソリューションを使用しています。このソリューションは、Amazon EBS(Elastic Block Store)のスナップショットを毎日取得し、必要に応じてAWS上の代替アベイラビリティー・ゾーンにセカンダリシステムを起動します」。

クレイグ・ローランズ, 上級管理者、情報管理部門

メディバンクは、インシデントの大幅な削減を実現するとともに、稼働時間を100%に増加させたため、ビジネスへの悪影響が少なく抑えています。

「移行後に100%の稼働時間を実現できたことは驚異的です」(ローランズ氏)。

また、過去5年間の平均的なオンプレミスの支出と比較しても、コスト削減と総所有コスト(TCO)の削減が実現できています。 一部の節約効果は、クラウドが柔軟性と弾力性を兼ね備えていることにより、メディバンクが需要に応じた迅速な拡張を実現できるようになったことです。 Vantage on AWSの導入したことで、メディバンクはいち早く、オーストラリア税務局(ATO)にレポートを配信し、顧客に税務申告書を用意した最初の民間医療保険会社となりました。

さらに、このプラットフォームでは、小売店、ウェブサイト、コールセンター、テキスト、メディバンク アプリなどからの顧客インタラクションをシームレスに統合し、複数のチャネルでパーソナライズされたコミュニケーションを送信できます。

メディバンクはこのプラットフォームを活用することにより、それぞれの顧客の希望するチャネルで、カスタマイズされたメッセージを提供して個々のニーズを満たし、解約を防ぎ、新規販売を促進することができるようになりました。 私たちは、このプラットフォームを活用して、顧客のクレーム体験の向上や苦情の防止や解決支援など、多くの重点分野で自動化を進めていきたいと考えています。 苦情に関しては早い段階から満足のいく成果を得られました。

データ統合により、インテリジェンスを解き放ちます。

「Vantageを活用することで、社内のデータを統合し、顧客が私たちとどのように接しているかをさらによく理解することができます。」

クレイグ・ローランズ、上級管理者、情報管理部門

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