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DSD2018レポート|データサイエンスに必要な分析プラットフォームとは?

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日本テラデータ株式会社 代表取締役社長 髙橋 倫二

テラデータは「答え」を提供していく

 日本テラデータ株式会社 代表取締役社長 高橋はキーノートの冒頭、「データの価値・データの持つ力が飛躍的に増大してきている」、「企業がデータに基づいたインテリジェンスを持つべき新しい時代に突入した」ことを指摘しました。その根拠として、アナリティクス市場は全世界で既に20兆円規模に達し、それが加速度的に拡大していることを挙げました。
 
一方で、この巨大な投資が本当の意味でのイノベーションに貢献しているかは疑問だと指摘しました。テラデータ・コーポレーションがテクノロジー専門リサーチ会社 Vanson Bourneに委託して実施した調査によると、「アナリティクス技術が複雑過ぎる」と回答した意思決定者は74%、「仕事の効率向上に必要となるデータにアクセスできない」との回答は79%に達しています。データは荒野のようにあふれかえり、そこから知見を探し出すことが難しくなっているのです。「手段としてのアナリティクスツールではなく、ビジネスの価値を生む『答え』に近づくための投資が必要だ」と高橋は訴えました。
 
「答え」を導き出すためにテラデータが貢献できることは何でしょう。それは「パーベイシブ・データ・インテリジェンス」の実現です。パーベイシブ・データ・インテリジェンスは、「すべてのデータを大規模に活用して、リアルタイムにインテリジェンスを見つけ出し、あらゆる業界・業種の顧客をさらなる高みに導き、データで世の中を変えていくこと」であり、「その実現がテラデータの使命だ」と高橋は説明しました。
 

「パーベイシブ・データ・インテリジェンス」がもたらすベネフィット

 「パーベイシブ・データ・インテリジェンス」が企業にもたらす具体的なベネフィットはどのようなものでしょうか。
 
カンタス航空では、1時間当たり200万ポイントで発生するデータを用いて、気象・風・エンジンパフォーマンス・フライトの遅延・空港など様々な要素を関連付けて分析しています。その結果、1.5%の燃費向上を実現しています。
 
携帯電話会社ベライゾン・ワイヤレスでは、機械学習を活用したデータ分析で1億5000万人の全加入者の離反の可能性を分析し、業界平均3~4%の解約率を1.2%まで低減しました。結果として200万人の解約と2000億円の売上減少を防止したことになります。
 
医療保険機関カイザー・パーマネンテは医療行為に関するデータを全て分析し、服薬不履行による死亡者数を10%減らしました。これを全米で実施した場合、12,000人の命が救われ、医療コストを30兆円削減できる可能性があります。
 
シーメンスでは、ディープラーニングの手法でCTスキャナなどの医療検査機器の予兆保全を実現しました。稼働率を100%に近づけることで、人命救助とメンテナンスにかかるコストを削減しています。
 

「パーベイシブ・データ・インテリジェンス」を実現する「Teradata Vantage」

テラデータは、パーベイシブ・データ・インテリジェンスを実現するプラットフォームとして新しいソフトウェア製品「Teradata Vantage」をリリースしました。
 
Teradata Vantageは、クラウド、オンプレミス、ハイブリッドクラウドのいずれの環境でも利用することができる統合分析プラットフォームです。データがどこにあっても利用できるようになり、開発したモデルやアプリケーションをどこにでもデプロイできます。コアな機能がコンテナ化されているため、容易に別環境に移行することができます。
 
2018年10月のファーストリリース時点では、テラデータの主力ソフトウェアであったTeradata Databaseの機能に加え、機械学習関連機能と、空間(3次元)と時間を組み合わせた「4D Analytics」機能が強化されて、オープンソース技術への対応が強化されています。そして今後も、新しいプログラム言語、アナリティクスツール、データ形式などを常に取り入れて拡充していく予定です。
 

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